日々是好日

備忘用読書メモ。主に感想・学んだことなどを記載

年輪経営

 ☆4

 

創業以来48年連続増収増益をなしとげた会社の社長さんがご自身の経営理念について語った本。

かいしゃは社会の公器として永続することが何よりも重要。そのためにも急成長はいけない。利益は残りカス、うんちみたいなもの。社員の幸福を何よりも大切にする。などの上場している会社の社長からはあまりきけないような考え方が書かれている。

 

最初は自分もどこかの会社の社長になったらまずは社員の幸福を第一に考えて、それで社員がやる気になって業績も上がってみんな幸せ。っていう形にしたいな。と思っていたが読み進めていくうちに、別にそれってどこかの社長にならなくてもできるなとおもった。

 

特に、利益は残りカスで目的にしてはいけない。という話で、これを個人に置き換えて考えてみると、成長とか出世とか年収とかやりがいとかって、殊更に強調されてそれを目指すのが正のような風潮があるようにかんじるけど、これって利益を目指している会社と同じで、なんかちがうのでは?と言われている気がした。やっぱり人としても個人の幸せや周りの人々、社会にいい影響を及ぼすのが第一の目的で、他のものは手段あるいは残りカスじゃないかという気がしてきた。なんとなくわかってはいるもののやはり手段と目的ってよく履き違えてしまうなとおもった。

 

また、印象的だったのが、48年間増収増益で経営のコツは何ですか?とよく聞かれるらしい。その際著者は即効薬はなく、当たり前のことを当たり前にやる。と回答しているらしい。凡事を徹底していくことが改めて重要だと思った。