日々是好日

備忘用読書メモ。主に感想・学んだことなどを記載

ローマ人に学ぶ

☆3 

ローマ人に学ぶ (集英社新書)

ローマ人に学ぶ (集英社新書)

 

 

著者の教養としての世界史の読み方が面白そうだったが、図書館で借りれなかったので、旅行のお供に手軽な新書を持って行ってよんでみた。

 

そもそも、目的意識もはっきりしてなかったこともあるが、あんまり面白い本ではなかった。ローマ史をそもそも新書で語ろうというのが無理なこともあるが、有名なイベントをかるーく説明している本という印象。

 

一点お、と思ったのが、ローマ帝国は約1、200年続いた。

すぐ近くのギリシャアテネは貴族制から民主制に移行するのに30年ですんだが、ローマは平民の意見を代弁する護民官を設立するのに200年かかった。この一例から見てもローマは状況変化に臨機応変に素早く対応しているわけではない。また哲学、自然原理、彫刻などもギリシャ人の方が優れていた。なのになぜ、ギリシャ都市国家はすぐに滅亡したが、ローマ帝国は1、200年も続いたのか。という問いに対し著者は、領土、祖国に愛情を持ち、そのためならば身を捧げるという国民が多かったからという点にあると考えているところ。

 

この本は薄い内容なのであまりだったが、ローマ帝国が1、200年続く中でいまの社会が直面しているような問題はすべて経験しているので、ローマから学ぶことがおおいという著者の主張には納得。