日々是好日

備忘用読書メモ。主に感想・学んだことなどを記載

仮説思考

 ☆3

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

 

いい仮説の立て方を知るために読む。

 

本の中身は、半分くらいは仮説思考がいかに重要か、役立つかということを事例を交えて 書いてあり、お目当のいい仮説の立て方はあまりなかった。

 

◯面白かった点

 

・内田さんの仕事のすすめかた。

分析のための情報が揃わない段階で(だいたい2割くらいしか情報がない)直感で、”現状分析をさらに進めると、こんな分析結果が得られるはず、その中でも問題の真因はこれで、その対策としていくつかの手が考えられる。なかでも最も効果的なのはこれ”という仮説を立てて、それに沿うデータを集める という形で仕事を進める。

3、4ヶ月で結果を求められるPJTでは2週間くらいで上記仮説を立てるイメージ。

仮説にそうデータが揃わない場合、仮説を修正するが、経験を積めば積むほど直感の仮説があっている。

 

・仮説思考のメリット

問題解決のスピードが速くなる、先見性、決断力が身につく。

仮説を立てずに情報分析をすると情報の洪水に溺れてしまい、大局観が見えずストーリーラインが作れなくなってしまう。

世界的な免疫学者石坂公成先生は、恩師に実験する前に論文を書けといわれ、最初はえーっと思ったがやってみるとメリットが多くて驚いた。実際にノーベル賞を取る学者でもそうしている先生もいるとのこと。結論を出すために必要な実験をもれなくやれるので無駄がなく、仮に実験結果が思い通りでなかった場合も実験は無駄ではない。

 

 

・仮説を思いつくタイミングは、以下の順

①同僚と議論中

②インタビューやフィールドワークをまとめているとき

③データを分析しているとき(だいたい2割)

 

・インタビュー時のメモを取る際に気をつけるポイント

 -現象、原因、解決策、その他、というようにインタビュイーの発言を構造化する

 -自分の意見と相手が述べたことは区別する

 -定量化を心がける。(最近シェアがのびました→何%から何%?)

 

・仮説を考えるポイント

 -反対側(顧客、消費者、現場、競合)の視点を入れる

 -両極端にふって考える

 -タブーなく、ゼロベースで考える

 

・良い仮説とは以下の2点を満たしている

 -掘り下げられている

 -アクションに結びつく

具体的には

×営業マンの効率が悪い、できない営業マンが多い、若手営業マンが十分な教育を受けていない

◯営業マンがデスクワークに忙殺されていて、取引先に出向く時間がない

営業マンが同士の情報交換が不十分で、できる営業マンのノウハウがシェアされていない。

営業所長がプレイングマネージャーのための、自分自身の営業活動に忙しく、若手の指導や同行セールスができていない。

 

・いい仮説を立てるための直感の鍛え方。

ニュースや日々の出来事について、So what?(だからなに?)、Why?を常に考える。

 

・最後に

仮説思考はいいことが一杯なので、結論から考えるのが気持ち悪くてもやってなれましょう。仮説は外してもいいので、失敗を恐れずに仮説を積極的に立てよう。

"平凡から抜け出すためには、失敗してみるしかない"(ボビーバレンタイン)