日々是好日

備忘用読書メモ。主に感想・学んだことなどを記載

東大教授

 

東大教授(新潮新書)

東大教授(新潮新書)

 

 

東大教授の生活ってどんなもんなのかな、とちょっと気になって手に取った

 

教授のなり方や、どういう人がいるか、どういうことをやっているかが一通り書いてあったが、なんとなくそこは想像の範囲内で印象的なポイントは以下

 

・院生が博士課程に進学したいという学生の申し出を一度は断るとのこと

 誰かの相談に乗るときに使えそう。その心は、博士課程は、安易な気持ちで行くと後悔するところなので、一度は拒んでもそれでも行きたいという人のみを受け入れる というものらしい

 

・日本の会議はモノを決めるためではなく参加者がモノを認識するためにある

 東大の偉い先生の意見らしい。言い得て妙かなと。

 

・世間では自分が損をするわけでなくとも他人が得するのは許せないという人が多いが東大教授内ではなるべくそういうことをしない。

 読んだ瞬間はそんなこと自分もしてないよと思うけど、よくよく振り返ると芸能人とかコメンテーターとか特に大した努力もなさげなのにすごく世間からの評価がたかそうな人あまり好きじゃない自分って、上記の例に当てはまるのかなとおもった。許せないってほどではないけど、今後そういう楽して得してそうな人見ても気にしないようにしよう。

 

・卒業したら自分の専門とは違う学生が増えている中、大学で研究する意味は以下の通り

●取り組むにたる意義があり、利用可能な機器や時間など資源に制約がある中で、達成できそうな課題を設定し

●未経験の問題を解決するために

 ▷新たな知識や手法をいかにして会得するか

 ▷必要な情報にどうやってアクセスするのか

 ▷新しいアイディアをどうやって生み出すのか

 ▷独自の視点をどうやってもつか

 ▷ボスの理不尽な要求にどう対処すればいいか

 

●そして研究に取り組む最中に

 ▷自分自身をどうコントロール、管理するのか

 ▷もし失敗したら、どう後始末すれば良いのか

などを体得できる。これは社会にでてどんな知的職業についても必要とされる技能である。さらには

●ビジョンや達成目標の明確化とメンバー間での共有

●チーム内でのコミュニケーションとチームワークの維持

●客観的証拠に基づいた論理の組み立て

●合理的な思考過程

●かぎられたじかんないで手際の良い成果やメッセージの伝達方法

●わかりやすい図表の作成

●思いもよらない質問への対処

などもうまくできるようになります。

 

仕事をしていて思うのはまさに沖教授の言う通り。

娘に相談されたらそのように答えよう。

上記内容な中高生ではあまり学べないけど、基本中高生の勉強も同じだと思う。当時はよくわかってなくて、こんなことやっても社会に出たら使わないでしょ?とおもっていたけど、新しい知識を学び、自分の中に落とし込んでそれを他のケースに応用したり、論理的に人にわかりやすく説明するというのは、社会に出ても必要な能力であり、それを学んでいたんだなと思う。