日々是好日

備忘用読書メモ。主に感想・学んだことなどを記載

反応しない練習

☆5 

 友達にオススメされたからよんでみる。

 

結果、とても面白かったし、学んだことをすぐに実践したいとおもった。

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著者は、生活に追われていて心に余裕がない、将来が不安、不運なことが重なって落ち込んでいる。とか日頃通常の人が抱える悩みは心が無駄に反応しているから発生しており、無駄な反応を止めることで悩みが解決すると主張する。

 

反応をしない方法として、①心の反応をみる②合理的に考える。の2つの方法を進めている。本では合理的に考えるの方に多くの紙面を割いており、

・余計な判断をせずにとくに自己否定をしない。

・マイナスの感情で苦しまない。

・人の視線を気にせず自分らしく生きる。

・勝ち負けや優劣にこだわらない。

・心から納得の人生を目指す。

というテーマでそれぞれ1章ずつ主張を展開している。

総括すると、やってしまったことはかえられないから、それで失敗したとしてもくよくよ引きずらずに、いまから自分ができるベストをして、楽しくて心地よい人生を切り開いていこう。というよくある自己啓発の本と主張している内容は変わらない気がしたけど、なんとなく心にすんなり落ちてきた気がする(本読んだのが2週間くらい前のなので若干うる覚えだが。)

 

読みながらメモした記述は以下

・人は悩みに直面した時に、つい反応して「闘おう」としてしまいます。不愉快な相手、ままならない現実に真っ向から向き合って、反応して、なんとか変えてみせよう、打ち勝ってみせようと、もがき、あがきます。しかし戦って勝てることは人生にはほとんどありません。あなたがどんなに強くなってもままならない現実はいつもそばにあり続けます。なので、戦うではなく無駄な反応をしないというのが合理的な考え方です。

 

・心とはそもそも求め続け、乾き続けるもの。そういった心の特性と、自分がいま何に乾いているのか(承認欲なのか食欲なのかなど)をしっかり理解することが第一歩。

 

・心の状態を理解するには、言葉で表す。体の感覚に焦点を当てる。頭の中の考えていることを分類する(貧欲、怒り、妄想の3つに)という手法が有効

 

 

・体の感覚に焦点をあてるのは、今流行りのマインドフルネス。歩いているときに右足の裏、左足の裏と足裏の感覚を感じたり、呼吸するときに鼻を抜ける空気の感覚やお腹の膨らみなどを意識する。悩みはいつも心の内側にある。なので悩みから抜けるには心の外側に意識を向けるのがベスト。

 

・自分を否定すると、承認を欲が満たされなくなり怒りが生まれます。その状態を解消したくて攻撃か逃避を選択します。けど、そういうことはよくないと思い矯正しようとします。その矯正の中にも自己否定が含まれているので悪循環が続きます。

自己否定は悪循環がに落ち込んでしまうので、否定したくなったらそこで心の内側のことは考えるのを止める外側の感覚に集中する。あとは、世の中広く自分のしたまずいことなんて大したことないし、世の中には自分を肯定してくれる人がいっぱいいると考える。最後は、私は私を肯定すると言葉に出す。

 

・自分はまだまだと感じている人はたくさんいると思いますが、そのまだまだというのは必要のない判断、妄想です。そういう思いに反応しないでただいまなすべきこと、今できることをやっていく・やってみることの方が大切なのです。私は私を肯定する。そして今できることをやっていこう、と考えましょう

 

・自分が快を感じる限り、欲求も大切にしていい。ただし、欲が大きくなりすぎて焦りとか不安になったら、その欲求は手放さないといけない。

 

・仕事でも私生活でも何か新しいことを始めたら改善するという発想を持つことをお勧めします。改善とは仏教的にいうと快を感じられる工夫をするということになる。正しい努力とは人に認められるとか成果をあげるとか外部のものを目標にするのではなく、集中力や充実感といった心の”快”を大切にして、作業を続けることです。

 

・正しい努力とはいわば外の世界を忘れて自分の物事に集中してそのプロセスに自ら納得できることです。これが最終的には成果を運んでくれるのです。

そのためには外の世界を気にしすぎず目を閉じること、無駄な反応をリセットすること、目を開いたら目の前の作業に一心で取り組むこと

 

・人間関係を丸く収める4つの心がけ

①慈しみの心:相手の幸せを願う

②悲しみの心:相手の悲しみ苦しみをそのまま理解する

③喜の心:相手の喜び、楽しさをそのまま理解する

④捨の心:手放す心、反応しない心

 

 

・正しい努力ー5つの妨げ=人生

5つの妨げとは、快楽に流される心、怒り、やる気の出ない心、そわそわと落ち着かない心、自分の将来への疑い

妨げへの対処法は、反応に逃げない。快を探す。反応に逃げないとはちょっとした隙にtvをつけるとかネットをするという反応を止めることも含む。そういうことをすると大事な物事に心を向けられる時間が減ってしまうので。

 

・人生は常にここからスタート

 

・目指すゴールは最高の納得

ザ・ファシリテーター

 ☆4

ザ・ファシリテーター

ザ・ファシリテーター

 

 

ファシリテーターに興味があり、実際どのようにスキルを使用し、活躍していくのかというのをイメージしたく、小説形式の本書を読んでみた。

 

結果、最初はとても面白かったが、後半はファシリテーターというよりはどちらかというと問題解決の手法みたいな話になってしまいあまり興味を持って読めなかった。

 

とあるメーカーの技術開発のセンター長に、これまでマーケティングを担当していた女性の主人公がいきなり就任する。年下の部下からすると、技術もしらない素人がいきなり上司になってなんなんだ。と面白くない中、センター長としてどのように成果を出していくのかという話。

 

いやそれは小説だからでしょ、と思う箇所がないわけでもなかったが、(たぶん)好意的に思っていない部下たちがいるところに乗り込んでいって、短期間でかれらと溶け込む方法や、その彼らが到底無理思うような目標を振り(新製品の開発件数2倍。運営費10%カット)ながらも、腹落ちさせ前向きに取り組ませる方法などかなり参考になった。

 

とくに反対意見やネガティブな反応は避けるのではなく、積極的にそれを出しさせていくことで逆にうまくいくというのは面白い考え方だった。

 

仕事でもうまく使っていきたい。

 

教養としての世界史の読み方

☆3

 

教養としての「世界史」の読み方

教養としての「世界史」の読み方

 

 

本屋で平積みされ、おすすめされていたのでよんでみる。

 

結果、タイトル負けしているという印象。この本を読んだからといって、教養を身につけるために世界史をどうやって読んだらいいかわかるわけではない。

 

日本人が徳川家康ってどんな人?と聞かれて答えられるように、欧州人はカエサルについて答えられる。というくらい欧州人にとって、ローマ帝国というのは馴染みの深いもので、その時代についての理解を深めることが、欧州人と会話する上で、持っていた方がよいベース知識=教養をになる。という考え方のもと題名をつけたように感じられる。

 

最初の方の最古の土器は日本から出土されているにもかかわらず、なぜ4大文明は日本からおこらなかったのか。という説は面白かった。

それは水資源に恵まれていたからというのが、現在考えられている有力な説らしい。4大文明が起こったときは、極度に地球が乾燥化されていて、川の流域に人口が極端に増えたことから、水を効率的に使う方法、ルールを共有するための文字などが開発され結果文明が起きていったらしい。

 

あとは日本人とローマ人に共通点が多いとか、歴史上では同時期に同じようなことが起こる(ザマの戦いと垓下の戦いなど)とか、新書にも書いてあった内容が多少冗長化されて書かれているという印象。

 

アマゾンの評価も高かったから楽しみにしていたが、自分にはあんまりだった。

 

 

ファシリテーションベーシック

 ☆3

板書の本に刺激され、ファシリテーションって面白いのかなと思い、amazonで評価が高かった本を読んでみる。

 

結果、ファシリテーションは面白そうだけど、この本で書かれている内容をすぐに仕事に使えるかというと疑問。

 

ファシリテーターは、会議のコンテンツから離れ、プロセスに注視し、参加者全員が、決まったことに納得できるように会議をコントロールする人のことで、近年重要性が高まっている。

なぜかというと、偉い人やリーダーが議長となって会議を取り仕切ると、特に日本ではどうしてもその人の意見に会議が左右されてしまう。

その場合、その人の意見が正しければいいが、一般論として状況が不安定で未来が見通せない場合は、周知を集めて決めた決断の方が正しいことが多いらしいし、その方が参加者全員の納得感も高いし、結果としてその決定事項に対するコミットメントも強くなる。

ちなみに人は、自分とは異なる答えが会議の結論になっても、言いたいことを言い尽くしたあとであればすんなり受け入れられることが多いらしい。

全員がそうなるようにプロセスを整えるのがファシリーテーターの役目。また、全員の意見をしっかり引き出し、そこから最善の案を導き出すのでは、会議参加者全員の頭脳を100%活用する、意思決定の質を上げるというのもファシリーテーターの役目である。

とここまで読んで面白そうと思ったが、ではなにをするかとなると 以下4点が重要。

 

①論点設定

②真意を掴む

③考えを広げる

④共通項を見つける

 

この4つをどうやってうまくやっていくかについて記載はあったものの内容がだいぶ抽象的というか一般的でイメージがわかなかった。

ただ、議論をしていく中で意見が違うというのは、避けるべきことではなくのぞましいことで、違う意見をぶつけ合う中でより良い案を導き出していくのが会議の意味だし、それをサポートしていくのがファシリテーター

そのためには、意見の衝突があった場合、なぜある人と別の人で意見がぶつかるのか、その意見の中で譲れないものはなんなのか、またそれはなぜなのかを掘り下げて行って、意見がぶつからない点(会社の長期的繁栄を目指そうなど)を軸に、可能であれば妥協ではなく創造的解決策(意見が相違していた人たちの利益がともに満たされる。)を探し出していきましょう。ということを言っているように思えた。

そのためには、(たとえ冗長でなにをいっているかわかりにくい人の発言でも)真意を掴む技術、非言語コミュニケーション(態度など)からメッセージを読み取る技術、自説に固執する人を和らげる技術など諸々磨く必要があるようだった。

 

ファシリテーション面白そうなので他の本も読んでみよう。

ローマ人に学ぶ

☆3 

ローマ人に学ぶ (集英社新書)

ローマ人に学ぶ (集英社新書)

 

 

著者の教養としての世界史の読み方が面白そうだったが、図書館で借りれなかったので、旅行のお供に手軽な新書を持って行ってよんでみた。

 

そもそも、目的意識もはっきりしてなかったこともあるが、あんまり面白い本ではなかった。ローマ史をそもそも新書で語ろうというのが無理なこともあるが、有名なイベントをかるーく説明している本という印象。

 

一点お、と思ったのが、ローマ帝国は約1、200年続いた。

すぐ近くのギリシャアテネは貴族制から民主制に移行するのに30年ですんだが、ローマは平民の意見を代弁する護民官を設立するのに200年かかった。この一例から見てもローマは状況変化に臨機応変に素早く対応しているわけではない。また哲学、自然原理、彫刻などもギリシャ人の方が優れていた。なのになぜ、ギリシャ都市国家はすぐに滅亡したが、ローマ帝国は1、200年も続いたのか。という問いに対し著者は、領土、祖国に愛情を持ち、そのためならば身を捧げるという国民が多かったからという点にあると考えているところ。

 

この本は薄い内容なのであまりだったが、ローマ帝国が1、200年続く中でいまの社会が直面しているような問題はすべて経験しているので、ローマから学ぶことがおおいという著者の主張には納得。

板書の極意

 ☆4

板書の極意―ファシリテーション・グラフィックで楽しくなる会議。

板書の極意―ファシリテーション・グラフィックで楽しくなる会議。

 

最近会社でホワイトボードを使うことが多いけど、話してくれた意見をどう書いていいか迷うこともあったので読んでみる。

 

結果、奥が深いなと思いつつも、著者の言ってることは本当にできるのか?という疑問も。違う本もよんで使えそうな部分を取り入れていきたい。

 

著者が考える板書をする意義は、いきなり正解を導き出すのではなく、話し合いが盛り上がり、話が深まることを期待して書く。

そのためには、発言内容を省略することなくすべてホワイトボードに書くことが重要だと著者は主張する。

 

たとえば、会議で「そもそも、開発からどんな商品がいつ出てくるか情報が少なすぎる。我々はセールスマンですから、売れと言われれば石ころでも売ってくる自身はあります。でも、実際どんな商品が出てくるかわからないのにお客様からどんどん質問されるんですよ。あのね、今回の商品だって、発売ギリギリになってようやく知りましたよ。焦ってお客様のところに売り込みに行ったんですけど、すでに他の会社の商品を購入済みで予算がないって言われるんです。まぁそれでも買っていただくようにセールスしてきますけどね。だから、ここで、少しでも情報があればセールス方法だって変わってくると思うんですよね。」

という発言があった場合、「開発から営業への情報展開がおそくてセールス活動に支障あり。」とサマリーを板書するのではダメだと著者は主張する。

理由としてはそれでは論点がもれるから。

全部書くと、お客様からの質問ってどんなものがある?発売ギリギリっていつごろ?どこから情報を得れた?購入された他社商品ってどういったもの?セールス方法を変えるって理想的にはどうしたい?

などなど疑問が生まれてきて、それをもとに話が発展していくらしい。

 

板書を書いて、効果的にそれを活用するには、じっくり聴く、すべて書く、具体的に何を言っているか考える(わからなければ質問する)。という3ステップが重要。

 

言っていることはわかるけど、これをやると1時間の会議でホワイトボード3、4枚は使うらしいし、発言をそのまま全部書くって相当書くの早くないと無理だとおもう。興味を持ちつつ練習すれば大丈夫と著者は主張するが本当かな。

 

板書への書き方は、ファシリテーショングラフィックという手法らしく、その本もあるようなので、今度読んでみよう。

ハーバードでいちばん人気の国の日本

☆3 

トヨタ、新幹線の例など従業員を大切にし能力を100%活用できている

政治、社会体制的に中国より親近感があり訪れやすい

京都、広島に興味がある

 

あたりのことが書かれているのかと思ったら、案の定そうだった。あんまり目新しい情報がなくて面白くなかった。

 

上記に加えると、最古の会社ががある(金剛組)、先物取引場を世界で最初に作った、高齢化・バブル崩壊など課題先進国である。あたりが興味を引くところらしい。

 

他は、グリーや楽天ANAが今はこういう理由でケーススタディに使われてますよ。というケースの紹介があったくらいかな。

 

最後の日本の強みや改善点も以下の通りで、一度は聞いたよな。という感じ。

強み:高い教育水準、分析好き、美的センス、人を大切にするマインド・改善精神、環境意識・自然観、社会意識

改善点:グローバル化、若手・女性の活用、イノベーションの創出

 

ハーバードのケーススタディに取り上げられる日本企業の事例をざっくりと知りたいという人以外はあまり読む意味ないかな。