日々是好日

備忘用読書メモ。主に感想・学んだことなどを記載

メモで未来を変える技術

 ☆4

メモで未来を変える技術

メモで未来を変える技術

 

仕事で効果的なメモの取り方ってないかな、と思ってメモに関する本を読んでみる。

 

結果、目的とは全然違う本だったが、得るところは多かった。

 

思いついたことを書く点ではゼロ秒思考に似ているが、この本は将来こうありたいな、こういうことしたいなと考えるとワクワクするようなことが頭に浮かんできたらそれを忘れずにメモっておきましょうというもの。

そうすれば、不思議と書いたことって結構叶うんですよ、そういう自分もかなってますから。100円メモを買ってきて思いついたことを書くだけなんで、投資はほとんどかかりません。だから物は試しでやってみましょうよ!というのがこの本の大まかな主張。

 

読みながら思ったけど、最近これあったらうれしいなー。心踊っちゃうな、ということを考えていなかったなと反省。自分の思考の癖なのか、こうなるとまずそうだから早めに手を打っておこうというようなマイナス面を防ぐようなことは考えるが、こうしたい!だってやったら楽しいじゃん!というようなことはあまり考えていない。

 

けど、ちょっと考え出すと、いろいろやりたいことって思いついて、実際に考え出すと日々の生活もハリが出てきて楽しくなることを発見。メモは、まだ始めてないが、とりあえずやってみよう。

 

答え方が人生を変える

 ☆5

「答え方」が人生を変える あらゆる成功を決めるのは「質問力」より「応答力」

「答え方」が人生を変える あらゆる成功を決めるのは「質問力」より「応答力」

  • 作者: ウィリアム・A・ヴァンス,神田房枝
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2017/05/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 会社に入ってからおどろいたことのひとつが、こちら聞いたことに対してすぱっと答えてくれない人って思っていたよりすごく多いなということ。それもあり自分は聞かれたことに端的に答えることを重視して仕事をしていた。そのやり方がいいと思っていたが、最近上司に答え方がぶっきらぼうすぎるとアドバイスをもらったので、いい答え方ってどんなのだろう?と思っていて、面白そうな本を見つけたので読んでみる。

 

 結果、自分の聞かれたことに端的に過不足なく答えるやり方ではいけないということを著者は主張していて非常に面白かった。

 

なぜかというと、良い質問をするには、問題の全体像を理解していたりする必要があり、質問者側へかなりの能力などを求めるケースが多く、すべての質問者はそれをできるわけではない。

よって質問されたことを忠実に答えるだけではだめで、プラスαの答えをすることが、効率的なコミュニケーションを生むコツらしい。

著者はそれを質問されたことに加え、自分と相手の目的にとって価値のある情報を加えて述べることが重要と主張し、そのようなことをリープするとよんでいる。

 

なので、質問をされたらまず相手の質問の本当の目的はなんなのか推測することが重要だと著者は主張する。それによりどういう形でリープするかが決まるから。

 

ただし、相手の質問の目的は毎回わかるわけではない。その場合どうするかというと知識を深める、人間関係を構築する、パフォーマンスを向上するのどれかが目的だと仮定して答える。

具体的には、”プレゼンの準備どう?”と質問を受けたとする。

”うまくいってます”、”今日中に終わらせます”はダメな答え。なぜなら質問に端的に忠実に答えているから。

それよりは、

”順調です。新製品の技術的な向上を中心に説明しようと思います。先日のA/Bテストの結果をなんとか間に合わせてグラフで紹介したいと思います。”

の方が、質問者はプレゼンの内容を理解しやすいし、アドバイスをしやすい

 

古くはブッタも答えでリープする手法をうまく使っていて

"森に住み、心静まり、清浄な行者たちは日に一食しか食べないのにどうしてあのように明るいのですか?"という質問に対し

”仏法を修行しているからですよ”とは答えずに

"彼らは過ぎ去ったことを思い出して悲しむこともないし、未来のことにあくせくすることもなく、ただ現在のことだけで暮らしている。だからかおいろがめいろうなのである。ところが愚かな人は、未来のことにあくせくし、過去のことを思い出して悲しみ、そのためにしおれているのである"と回答している。

 

上記例でわかるように、著者はリープすると、会話の主導権を自分が握れるし、自分の伝えたいことを伝えられる。自分の有能さもアピールできるし、質問者に対し、有用な情報を与えられる。という具合にいいことばかりだと主張する。

 

ただし、間違ったリープをすると、質問者は聞きたくもないことを長々と聞かされてうんざりしてしまう。

そうならないように、こういうリープをしましょう。ということが本には書かれていた。当たり前のことも多かったが参考になる面も多かった。

 

面白かったフレーズは以下。

 

・質疑応答をリードするのは、質問ではなく答え

・短くまとめた答えよりも少し長めに答える方がベター

・質問には忠実に答えるのではなく、それ以上追加して答える。

・リープした答えでコミュニケーションのリーダーシップを取って行く。

・効率的なコミュニケーションを続けていけるか否かは、社交性や共感力に関係なくただスキルの問題。

・人は質問に答える時、いつもカスタマーサービスを提供している。

・自分の頭に思い浮かぶことをそのまま話すのは楽だが、一工夫しないと相手に理解されやすい効率的なコミュニケーションにはならない。

・質問者側へ会話の継続性を努力することを余儀なくされるような回答はダメな回答。

 

 

すべての疲労は脳が原因

 ☆3

すべての疲労は脳が原因 (集英社新書)

すべての疲労は脳が原因 (集英社新書)

 

 ここ2ヶ月連続で月の残業が70時間後半。世間的に見たらそんなに多くないけど、うちの会社では多い方で、ぬるま湯に慣れていた自分にはこたえる。それに加え、飲み会も続いたりして、疲労がたまり平日はもとより休日も本も読めないし、ランニングも満足にできないという生活が続いていたため、最近の一大テーマは疲労回復。

そのテーマでタイトルに惹かれ面白そうだったので、読んでみる。

 

結果はイマイチ期待はずれ。世に流れている疲労回復の諸説は全然科学的根拠がなくて本当は脳の疲れがすべての原因なんです。というところは、ふんふんって感じで面白かったけど、ではその対策はとなるとイマイチ。

イミダペプチドという鳥の胸肉に多く入っている物質を取ればいいらしいが、イミダペプチドのサプリの評価をアマゾンでみると、効かないというレビューも多く。なんだかなぁというかんじ。

端的にいうと疲労は脳に過剰の負荷をかけ続けたせいなので、疲労しないためには脳の処理能力をあげればいいという策が思いつくが、その方法は著者によると大きく三つ。

1、ものごとを多面的にみる習慣をつける

2、多くの人と会話してコミュニケーションを交わす

3、世の中のいろいろな事象に興味を持ち多趣味になる

これまたなんだかなぁというかんじ。

毎日15分以上人と雑談するとか、3コ以上趣味を持って週30分ずつ費やすとか、もっと具体的にやることをビシッといってくれないとやる気がしないな。。

 

反応しない練習

☆5 

 友達にオススメされたからよんでみる。

 

結果、とても面白かったし、学んだことをすぐに実践したいとおもった。

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著者は、生活に追われていて心に余裕がない、将来が不安、不運なことが重なって落ち込んでいる。とか日頃通常の人が抱える悩みは心が無駄に反応しているから発生しており、無駄な反応を止めることで悩みが解決すると主張する。

 

反応をしない方法として、①心の反応をみる②合理的に考える。の2つの方法を進めている。本では合理的に考えるの方に多くの紙面を割いており、

・余計な判断をせずにとくに自己否定をしない。

・マイナスの感情で苦しまない。

・人の視線を気にせず自分らしく生きる。

・勝ち負けや優劣にこだわらない。

・心から納得の人生を目指す。

というテーマでそれぞれ1章ずつ主張を展開している。

総括すると、やってしまったことはかえられないから、それで失敗したとしてもくよくよ引きずらずに、いまから自分ができるベストをして、楽しくて心地よい人生を切り開いていこう。というよくある自己啓発の本と主張している内容は変わらない気がしたけど、なんとなく心にすんなり落ちてきた気がする(本読んだのが2週間くらい前のなので若干うる覚えだが。)

 

読みながらメモした記述は以下

・人は悩みに直面した時に、つい反応して「闘おう」としてしまいます。不愉快な相手、ままならない現実に真っ向から向き合って、反応して、なんとか変えてみせよう、打ち勝ってみせようと、もがき、あがきます。しかし戦って勝てることは人生にはほとんどありません。あなたがどんなに強くなってもままならない現実はいつもそばにあり続けます。なので、戦うではなく無駄な反応をしないというのが合理的な考え方です。

 

・心とはそもそも求め続け、乾き続けるもの。そういった心の特性と、自分がいま何に乾いているのか(承認欲なのか食欲なのかなど)をしっかり理解することが第一歩。

 

・心の状態を理解するには、言葉で表す。体の感覚に焦点を当てる。頭の中の考えていることを分類する(貧欲、怒り、妄想の3つに)という手法が有効

 

 

・体の感覚に焦点をあてるのは、今流行りのマインドフルネス。歩いているときに右足の裏、左足の裏と足裏の感覚を感じたり、呼吸するときに鼻を抜ける空気の感覚やお腹の膨らみなどを意識する。悩みはいつも心の内側にある。なので悩みから抜けるには心の外側に意識を向けるのがベスト。

 

・自分を否定すると、承認を欲が満たされなくなり怒りが生まれます。その状態を解消したくて攻撃か逃避を選択します。けど、そういうことはよくないと思い矯正しようとします。その矯正の中にも自己否定が含まれているので悪循環が続きます。

自己否定は悪循環がに落ち込んでしまうので、否定したくなったらそこで心の内側のことは考えるのを止める外側の感覚に集中する。あとは、世の中広く自分のしたまずいことなんて大したことないし、世の中には自分を肯定してくれる人がいっぱいいると考える。最後は、私は私を肯定すると言葉に出す。

 

・自分はまだまだと感じている人はたくさんいると思いますが、そのまだまだというのは必要のない判断、妄想です。そういう思いに反応しないでただいまなすべきこと、今できることをやっていく・やってみることの方が大切なのです。私は私を肯定する。そして今できることをやっていこう、と考えましょう

 

・自分が快を感じる限り、欲求も大切にしていい。ただし、欲が大きくなりすぎて焦りとか不安になったら、その欲求は手放さないといけない。

 

・仕事でも私生活でも何か新しいことを始めたら改善するという発想を持つことをお勧めします。改善とは仏教的にいうと快を感じられる工夫をするということになる。正しい努力とは人に認められるとか成果をあげるとか外部のものを目標にするのではなく、集中力や充実感といった心の”快”を大切にして、作業を続けることです。

 

・正しい努力とはいわば外の世界を忘れて自分の物事に集中してそのプロセスに自ら納得できることです。これが最終的には成果を運んでくれるのです。

そのためには外の世界を気にしすぎず目を閉じること、無駄な反応をリセットすること、目を開いたら目の前の作業に一心で取り組むこと

 

・人間関係を丸く収める4つの心がけ

①慈しみの心:相手の幸せを願う

②悲しみの心:相手の悲しみ苦しみをそのまま理解する

③喜の心:相手の喜び、楽しさをそのまま理解する

④捨の心:手放す心、反応しない心

 

 

・正しい努力ー5つの妨げ=人生

5つの妨げとは、快楽に流される心、怒り、やる気の出ない心、そわそわと落ち着かない心、自分の将来への疑い

妨げへの対処法は、反応に逃げない。快を探す。反応に逃げないとはちょっとした隙にtvをつけるとかネットをするという反応を止めることも含む。そういうことをすると大事な物事に心を向けられる時間が減ってしまうので。

 

・人生は常にここからスタート

 

・目指すゴールは最高の納得

ザ・ファシリテーター

 ☆4

ザ・ファシリテーター

ザ・ファシリテーター

 

 

ファシリテーターに興味があり、実際どのようにスキルを使用し、活躍していくのかというのをイメージしたく、小説形式の本書を読んでみた。

 

結果、最初はとても面白かったが、後半はファシリテーターというよりはどちらかというと問題解決の手法みたいな話になってしまいあまり興味を持って読めなかった。

 

とあるメーカーの技術開発のセンター長に、これまでマーケティングを担当していた女性の主人公がいきなり就任する。年下の部下からすると、技術もしらない素人がいきなり上司になってなんなんだ。と面白くない中、センター長としてどのように成果を出していくのかという話。

 

いやそれは小説だからでしょ、と思う箇所がないわけでもなかったが、(たぶん)好意的に思っていない部下たちがいるところに乗り込んでいって、短期間でかれらと溶け込む方法や、その彼らが到底無理思うような目標を振り(新製品の開発件数2倍。運営費10%カット)ながらも、腹落ちさせ前向きに取り組ませる方法などかなり参考になった。

 

とくに反対意見やネガティブな反応は避けるのではなく、積極的にそれを出しさせていくことで逆にうまくいくというのは面白い考え方だった。

 

仕事でもうまく使っていきたい。

 

教養としての世界史の読み方

☆3

 

教養としての「世界史」の読み方

教養としての「世界史」の読み方

 

 

本屋で平積みされ、おすすめされていたのでよんでみる。

 

結果、タイトル負けしているという印象。この本を読んだからといって、教養を身につけるために世界史をどうやって読んだらいいかわかるわけではない。

 

日本人が徳川家康ってどんな人?と聞かれて答えられるように、欧州人はカエサルについて答えられる。というくらい欧州人にとって、ローマ帝国というのは馴染みの深いもので、その時代についての理解を深めることが、欧州人と会話する上で、持っていた方がよいベース知識=教養をになる。という考え方のもと題名をつけたように感じられる。

 

最初の方の最古の土器は日本から出土されているにもかかわらず、なぜ4大文明は日本からおこらなかったのか。という説は面白かった。

それは水資源に恵まれていたからというのが、現在考えられている有力な説らしい。4大文明が起こったときは、極度に地球が乾燥化されていて、川の流域に人口が極端に増えたことから、水を効率的に使う方法、ルールを共有するための文字などが開発され結果文明が起きていったらしい。

 

あとは日本人とローマ人に共通点が多いとか、歴史上では同時期に同じようなことが起こる(ザマの戦いと垓下の戦いなど)とか、新書にも書いてあった内容が多少冗長化されて書かれているという印象。

 

アマゾンの評価も高かったから楽しみにしていたが、自分にはあんまりだった。

 

 

ファシリテーションベーシック

 ☆3

板書の本に刺激され、ファシリテーションって面白いのかなと思い、amazonで評価が高かった本を読んでみる。

 

結果、ファシリテーションは面白そうだけど、この本で書かれている内容をすぐに仕事に使えるかというと疑問。

 

ファシリテーターは、会議のコンテンツから離れ、プロセスに注視し、参加者全員が、決まったことに納得できるように会議をコントロールする人のことで、近年重要性が高まっている。

なぜかというと、偉い人やリーダーが議長となって会議を取り仕切ると、特に日本ではどうしてもその人の意見に会議が左右されてしまう。

その場合、その人の意見が正しければいいが、一般論として状況が不安定で未来が見通せない場合は、周知を集めて決めた決断の方が正しいことが多いらしいし、その方が参加者全員の納得感も高いし、結果としてその決定事項に対するコミットメントも強くなる。

ちなみに人は、自分とは異なる答えが会議の結論になっても、言いたいことを言い尽くしたあとであればすんなり受け入れられることが多いらしい。

全員がそうなるようにプロセスを整えるのがファシリーテーターの役目。また、全員の意見をしっかり引き出し、そこから最善の案を導き出すのでは、会議参加者全員の頭脳を100%活用する、意思決定の質を上げるというのもファシリーテーターの役目である。

とここまで読んで面白そうと思ったが、ではなにをするかとなると 以下4点が重要。

 

①論点設定

②真意を掴む

③考えを広げる

④共通項を見つける

 

この4つをどうやってうまくやっていくかについて記載はあったものの内容がだいぶ抽象的というか一般的でイメージがわかなかった。

ただ、議論をしていく中で意見が違うというのは、避けるべきことではなくのぞましいことで、違う意見をぶつけ合う中でより良い案を導き出していくのが会議の意味だし、それをサポートしていくのがファシリテーター

そのためには、意見の衝突があった場合、なぜある人と別の人で意見がぶつかるのか、その意見の中で譲れないものはなんなのか、またそれはなぜなのかを掘り下げて行って、意見がぶつからない点(会社の長期的繁栄を目指そうなど)を軸に、可能であれば妥協ではなく創造的解決策(意見が相違していた人たちの利益がともに満たされる。)を探し出していきましょう。ということを言っているように思えた。

そのためには、(たとえ冗長でなにをいっているかわかりにくい人の発言でも)真意を掴む技術、非言語コミュニケーション(態度など)からメッセージを読み取る技術、自説に固執する人を和らげる技術など諸々磨く必要があるようだった。

 

ファシリテーション面白そうなので他の本も読んでみよう。